トリマーの給料は安い!?その理由と地位向上に必要なこととは

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こんにちは、元トリマーの凪です。

トリマーといえば、犬好きな人が目指したい職業のひとつですが、それとは裏腹に「3K」と揶揄される職業でもあります。

あ、もちろん「高身長・高学歴・高収入」のことではありませんよ(笑)

 

トリマーでいうところの3Kとは「きつい・汚い・給料安い」のKなんです…(^^;)

あとは「臭い・危険」とかもあります(笑)

トリマーを目指している人なら聞いたことがあるかもしれません。

きつい・汚いはなんとなく想像できるかもしれませんが、ぶっちゃけ気になるのは「お給料」ですよね?

本当に噂通りに安いのか?

 

結論から言いましょう、めっちゃ安いです!!(爆)

その具体的な数字やトリマーの給料が上がらない原因、業界のこれからについてまとめました!

これからトリマーになりたい!という方にはぜひ読んでいただきたいです。

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求人情報をチェックしてみた

今はインターネットでもたくさんの求人情報が得られるいい時代ですね(笑)

地域や経験によって給与に多少ばらつきが見られましたが、飛びぬけた差はありませんでした。

以下は都内の求人情報からの上限と下限を調べたものです。地方ではこれより少なめの傾向があります。

 

 

【アルバイト】

時給985円~1200円程度

【正社員】

月給15万円~25万円程度

 

 

これが果たしてどの程度のものなのか?

 

2018年10月現在の東京都内の平均時給は1117円

20代の平均月収は31万5000円(ボーナス含む)

とのことなので、いかにトリマーが薄給なのかがわかりますね…(涙)

 

ていうか時給985円は都内の最低賃金ですので、コンビニのレジ打ちも大型犬のトリミングも同じ時給というのは、どちらも経験した身から言わせてもらうと納得いきません。

お金を稼ぐだけならコンビニバイトのほうがずっと気楽です…。

 

ちなみにトリマーは厚生年金に入れることは稀で、雇用保険しかない場合も多いです。

ボーナスなし・休憩はトイレと昼食を急いでかきこむだけ・繫忙期は休みなしなど、結構ブラックな話もよく聞きます。

トリマーの昇給は?

これは、本当にお店によりけりです。

 

勤続年数に応じて、毎年決まった額が上がる場合。

年間数千円程度の昇給があることが多いです。安定している反面、自分の技術向上やお客さんを増やすなどの努力をするという気持ちが薄れてしまいがちです。

頑張りがお給料に反映されないと、なんだかやる気が起きませんよね…。

 

歩合制、指名制など個々に設定がある場合。

毎年決まって昇給があるわけではなく、頑張った分だけお給料が増えます。固定給+αなことが多いので、最低限の保証はありますが、その固定給分は比較的少なめに設定されています。

やりがいはありますが、お客さんが少なかったり、休みが多いとお給料が減ります。

トリマー育成に力を入れているお店では、独自の階級手当てがつくこともありますよ。

 

また、適当な経営をしている個人店では「五年働いている中堅も入りたての新人も給料が一緒」ということも稀にあります…。

入社前にそこのところはきっちり確認しておきましょう(^^;)

 

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なぜトリマーの給料は安いのか

トリマーは技術職でありながら、なぜ賃金がコンビニアルバイト並みに低いのか。

原因はトリミング料金の安さにあります。

 

30年前のトリミング料金をご存知の方が、一体どれほどいるのでしょうか?私も知りませんでしたが、母の知り合いに元トリマーの方がいらっしゃって、話を聞いて驚きました。

 

今とほとんど変わらないどころか、逆に下がってきているんですって!

 

この30年の間に、一体何が起きたのでしょうか?

水道も。光熱費も。テナント代も。最低賃金に至るまで!

30年の間に起きたことといえば、ありとあらゆるものの値上げの嵐です!

経費は格段に上がっているのにトリミング料金だけが安いままって、おかしいと思いませんか?

海外のトリミング事情

実は今、海外では日本人のトリマーが歓迎されているのです。

その理由は、日本人の仕事がとても丁寧だから。日本のトリミング技術は海外では非常に高く評価されています。

また、国にもよりますがお給料も日本に比べて1.5倍~2倍ほど多くいただけます。

そのため、日本にいては生活もままならない!と一念発起して海外で働く日本人トリマーも増えつつあります。

代表的な留学先はアメリカ、カナダ、オーストラリアですが、最近では中国などのアジア圏でも需要が高まっています。

 

さて、日本よりお給料が高い海外ですが、30年前はどうだったのでしょうか?

30年前当時、カナダでのトイプードルのトリミング料金は相場が20~25ドル。日本が6000円ほどだったとすると、半値以下だったようです。

それがこの30年間、時代に合わせて少しずつ値上げを繰り返し、今では60ドル以上が普通となりました。

海外でも日本と同じく物価は上がっていますから、当然の現象と言えるでしょう。

 

いつまでたっても安い料金でトリミングし続ける日本が異常なのです。

これからのトリミング業界に必要なこととは?

日本では特に丁寧なトリミングが要求されるので、トイプードル一頭のシャンプーカットに二時間くらいかかるのが一般的です。

人間でいうと今流行の格安1000円カットでも、10分仕上げで数をこなすのが主流ですので、120分あれば単純計算で12000円になりますよね。

 

けれど、実際のトリミング料金はその半額程度しかいただけません。

 

大型犬で毛量の多い犬種であれば、シャンプーだけでも一苦労、トリマーもずぶ濡れになりながら一日仕事になることも珍しくありません。

それでもいただけるのはせいぜい15000円くらいです。

 

ぶっちゃけ、これでも高い!と言われることもあります。

正直言って、全く割に合ってないのが現状です。

 

新人トリマーが週六日、朝から晩まで働いて、まだ技術が低いからともらえる給料が15万円。

雇い主としても、経費が高くつくので福利厚生を整える費用も出せず、健康保険も自分でその給料から支払わなければいけません。

これでは生活もままなりませんので、トリマーの離職率の高いと言われる理由がわかりますよね。

トリマーを続けたくても、環境が整っておらず心が折れて諦めてしまう人が、本当に多いのです。

 

これからトリマーが仕事に見合ったお給料を手にし、安心して働ける環境を作り出すために必要不可欠なことは何でしょうか?

ここまで読んでいただけたなら、もうお分かりでしょう。

 

トリミング料金の値上げです。

 

もちろんこれだけではありませんが、この30年間でもできなかったことを業界全体で行うことが絶対に必要です。

日本人は「できるだけ安い料金で」「最高の品質」を求める人が多いです。

トリマーが日々努力して技術向上を目指すのは当然のことですが、お客様にもまた「技術に見合った料金」を認識していただかなければいけません。

まとめ

すでに飽和状態になりつつあるほど大きなトリミング業界ですので、業界全体を改革していくのはとても難しいです。

トリマーの地位向上を目指して一店舗だけが値上げを行っても、お客様はついて来れないでしょう。

勇気を出して、たくさんの人が声を上げる必要があります。

 

今の状況で頑張っているトリマーの方々と、これからトリマーを目指す人たちが安心して働ける未来が来ることを、切に願います。

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