犬を室内で飼うほうがいい理由とは?メリット・デメリットも

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ひと昔前は外に犬小屋を置いて、犬を鎖でつないで飼うというスタイルが一般的でしたが、今は室内飼いが増えてきましたね。

小型犬の飼育も増え、家族の一員という意識が強くなってきたからでしょうか。

最近では獣医さんの間でも室内飼いが推奨されています。

今回は、外で飼うより室内で飼う方がいいと言われている理由についてご紹介します。

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外飼いが減少した理由は?

もともと外で飼われていた犬が、いつの間にか家に入れてもらえるようになった背景には、「犬を飼う目的の変化」が一番の理由ではないでしょうか。

 

かつては番犬として家を守るために外につながれていた犬が多く、私が子供のころは犬を飼っている家の前を通るだけで、雑種や日本犬に吠えてかかられることもしばしば…。

犬は大好きでしたが、さすがに番犬の彼らを触りたいという思いは一切ありませんでした(笑)

もちろん番犬であれば、外で飼う必然性があったわけですが、現代ではあまり見かけなくなりました。

今のご時世、よく吠える立派な番犬を住宅街で飼ったならば、ご近所トラブルで訴えられかねませんよね(^^;)

 

犬を飼う理由は様々です。

ただ癒しや生きがいを与えてくれる存在として犬を飼い始める人が増えたからこそ、同じ屋根の下で生活を共にするようになったのでしょう。

 

とはいえ、土地が広くご近所の理解も得られやすい郊外では、まだまだ外飼いの犬も多くみられます。

特にご高齢の方は「犬=外につないでおくもの」という意識も根強いものです。

室内飼いが推奨されるワケとは?

私が以前勤めていた動物病院の院長も、常に室内飼育を推奨してきました。

 

外飼いから室内に入れるのは犬も人も大変です。

 

「毛が舞うから」「しつけが大変」「犬の本来の姿がうんたら」などと理由を並べる人もいましたが、ぶっちゃけ毛の心配やしつけができないなら犬を飼うな!と言いたいところです(苦笑)

あ、ちなみに「犬の本来の以下略」を語る人には、犬の本来の姿は群れで生活するものだから、外で独りぼっちだとかわいそうですよね?と言ったら納得されました。

 

毛の問題もしつけの問題も、外で飼うから万事解決!なわけありません。

少しきついことを言うと、敷地内で飼うとはいえ、外で毛が舞うのもしつけのできてない犬を外に置いておくのも、はっきり言って他人にとっては迷惑です。

 

もちろん、室内飼い推奨の理由はそれだけではありません!

地球環境の変化

いきなり大きな話に飛びましたが(笑)、昔と今とでは地球温暖化の影響なのか、異常なほど夏場は暑くなっています。

熱中症対策の常識も変わってきたように、犬を取り巻く環境も変化しているのです。

外飼いの犬も、この炎天下にそのまま…という人はいないと思いますが、室内であっても熱中症の死亡事故は起きています。

 

特にパグやブルドッグといった、鼻先の短い短頭種はもともと呼吸が荒いため、特別注意が必要です。

 

また、雪やこんこん♪の歌詞にもあるように、犬は寒さに強いと思われがちですが、実際には寒さに弱い犬種も多いです。

体調も崩しやすいので、気温の変化には気を配りたいですね。

 

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常に目が届きやすい

同じ空間で生活するからこそ、普段の様子がよくわかるものです。

少しでも異変があれば、すぐに気づいてあげられます。

水をよく飲む、うんちをするときにいつもより時間がかかる、こんな些細な変化から見つかる病気もあります。

いち早く変化に気づいたために病気の早期発見ができたとしたら、犬にとっても幸せですよね。

 

他にも、しつけのしやすさからもメリットがあります。

しつけにおいて大事なことは、いけないことをしたらその瞬間に叱ること(いいことをしたらその瞬間に褒めること)と、何度も根気強く教え続けることです。

どちらも常に同じ空間にいるからこそ、できることです。

 

室内で飼うためには、トイレトレーニングや吠える・噛むなどの問題行動についてのしつけをする必要があります。

物覚えには個体差があるものの、正しく教えていけば必ず改善できます。

外飼いではそれが難しいのですが、そもそもしつけをしないという方針であることが多いです。

 

万が一、散歩中に他人を噛んだら、その犬は不幸になるかもしれません。

だからこそ、きちんとしつけすることはとても重要です。

犬の老後を考える

人と同じく、犬の医療も発達しています。そのため、長生きできるわんちゃんも増えてきました。

そして今増えているのが、老犬介護問題

 

これまた人と同じく、痴呆症や寝たきり状態になることもあります。

痴呆症は徘徊や夜中に鳴く(独特な鳴き声である場合が多い)こともあり、一晩中抱っこしたまま眠るといった話も聞きます。

寝たきりになると、頻繁に寝返りを打たせる必要があり、おしもの世話もしなければいけません。

この状態の時は特に室内の目の届くところに置かないと大変です。ちょっと怖い話が多いのでここでは割愛しますが、寝たきりゆえのトラブルも多いものです。

 

外飼いのわんちゃんがこの状態になってしまった場合、室内に入れなければならなくなるわけですが、長年外で飼われ続けた犬が環境の変化にどう反応するかはわかりません。

すんなり受け入れてくれればいいのですが、嫌がって鳴き続ける、暴れるといったことも考えられます。

そしてなにより、シニア犬のしつけはずっと大変です。

寝たきりでなければ、トイレトレーニングから始めなければいけませんが、犬も年をとると物覚えが悪くなります。

室内飼いにもデメリットが

室内飼いにもメリットだけではありませんので、いくつか注意しておきたいポイントも挙げておきます。

 

ひとつは飼い主さんとの関係が密になりすぎる可能性があること。

犬を家族の一員としてかわいがるのはいいことですが、それが度を越えてしまったとき、犬が飼い主さんに依存する「分離不安症」となることがあります。

この状態になると、飼い主さんが少し出掛けるだけで犬は不安になり、問題行動につながることも。

犬と人は対等ではなく、あくまで主従関係であるのだと意識する必要があります。

しつけの観点からも、飼い主さんが主であることはとても大事なことです。

 

ふたつめは室内ならではの危険があること。

毒性のある観葉植物を食べてしまったり、階段から落ちて怪我をする危険性もあります。

誤飲の事故はほとんど室内で起こります。

電池や薬などは特に重篤な状態になることもあるので、犬の届かない高い場所に置かなければいけません。

 

他にも爪でフローリングに傷がつく、犬のケージを置くスペースが必要など、色々とデメリットはあります。

まだ犬を飼う前の状態でしたら、それらも踏まえて室内飼いを検討していただきたいです。

まとめ

いかがでしたか?

犬を外で飼うというのがいけないこと、というわけではありません。

できれば家の中に入れてあげたいところですが、事情がありできない人もいるでしょう。

外で飼われている場合でも、天候によって屋内に入れてあげるなど臨機応変に対応してあげてくださいね。

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