犬が嫌がらないシャンプーのやり方は?顔や耳の上手な洗い方をお教えします

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あなたの愛犬はお風呂好きですか?

 

まあきっと「お風呂大好き!シャンプーするって言ったら喜んで風呂場に直行するよ!」という人はこのページに来ないと思いますので、きっと苦手なわんちゃんなのでしょう。うちの愛犬もシャンプーの準備をしだしたら、いつの間にか気配を消して部屋の隅っこで固まっていました(笑)

 

プードルなどはもともと水猟犬なのでお風呂好きな子もいますが、実際はお風呂嫌いなわんちゃんも多いです。

逃げる愛犬を追いかけ回して無理やり洗うのも一苦労ですよね…。

 

でも毎回美容院に出すのもお金がかかるので、できたらおうちで洗ってあげたい、と思う飼い主さんも多いのではないでしょうか?

 

今回はそんなおうちシャンプー派の方に向けて、わんちゃんが嫌がらないシャンプーの仕方と、特に苦手な方が多い顔周りの洗い方について解説したいと思います!

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シャンプー前に必ずブラッシングをする

「さあ洗うぞ!」と意気込む前に、必ずやってほしいのがブラッシングです。おうちで洗う場合は忘れがちですが、これが非常に重要です。

特に長毛のわんちゃんの場合、ブラッシングを怠ると大変なことになります!!

 

 

手芸好きな人ならわかって頂けると思いますが、ハンドメイド界では数年前から羊毛フェルトっていうのが流行っています。私も一時ハマってました(笑)

いきなりなんやねんって思われたかと思いますが、この羊毛フェルトって、もとは綿みたいなふわふわの羊毛なのですが、それを固めてフェルト状にするという手芸用資材なんです。

そのふわふわの羊毛をどうやってフェルト状に固めるかというと、薄めた中性洗剤で毛を縮めながら絡めていくという方法があります。石鹸水で濡らした羊毛を丸めて手でコロコロ転がしただけで、丸いフェルトが出来上がるのです。

 

何が言いたいかというと、この現象が犬の毛にも起こるということです。

もつれたままシャンプーをすると、きれいに汚れが取れないだけでなく、そのもつれがガッチリ固まってフェルト化してしまうのです。

 

以前、半年に一度だけカットに来るトイプードルがいました。その間はおうちでシャンプーしているのでしょう、カットに来る頃には全身の毛がフェルトのようになっており、すでにくしも通らない状態なのでほぼ丸刈り状態でしかトリミングができませんでした。

 

フェルト化した被毛は皮膚を引っ張って大きな負担を与えますし、皮膚までシャンプーが届かず汚れが落ちません。結果、その子の皮膚はいつも炎症で赤くなってしまっていました。

もちろん飼い主さんにもブラッシングの指導をしましたが、わんちゃんがブラッシング嫌い→ブラッシングしないまま洗う→被毛も皮膚も悪くなる→皮膚が痛いので、ますますブラッシングが嫌いになる…という負のループに陥ってしまうのです。

 

シャンプー前のほんのひと手間で、皮膚や被毛の健康も保たれます。必ずブラッシングしてもつれを解いてからシャンプーしましょう。

ブラッシングのおすすめブラシ

ブラシの種類は色々ありますが、ブラッシングの際に主に使用するのがこのスリッカーブラシです。

 

もつれ取りや抜け毛を取るのに大活躍します!

長毛から短毛まで、あらゆる犬種に使用できますので、一本はおうちに常備しておきたいですね。

 

ハードとソフトがありますが、断然ソフトタイプがおすすめ

ピンが柔らかく、当たりも優しいので皮膚を傷つけにくいです。

とはいえ、ピンは細く、しなやかな針のようなブラシですので、皮膚に当たらないよう力を入れずに軽く持って使いましょう。

このスリッカーブラシは持ち手が天然木で丸みがありますので、手に馴染みやすく持ちやすいです。

大きいサイズもありますが、その分手が疲れやすく扱いにくいので、小~中型犬であればSサイズで十分です(^^)

 

中には皮膚を傷つけないようにピン先が丸くなっているものもありますが、安全性を重視するあまりブラシとしての役目はあまり果たせていないのでおすすめできません。

シャワーの使い方のコツ

シャワーの音や水圧を怖がる犬も多いです。ちょっとしたコツを知れば、その恐怖心を和らげてあげることができますよ(^^)

 

まずは、温度をチェックします。犬にとっての適温は、38℃とややぬるめ。犬は人より体温が高く、湿気のこもりやすいお風呂場では特に冬場でも熱いシャワーを使用するのは避けましょう。

 

水圧は普段人がシャワーを使用する時よりも弱めにします。

 

顔周りに使用する時はチョロチョロとシャワーヘッドからお湯が流れる程度にするか、ガーゼやスポンジに含ませたお湯を絞りながら洗ってあげるとわんちゃんも怖がりません。

 

また、シャワーを使用するときは、そのままジャーっとお湯をかけるのではなく、シャワーヘッドを直接犬の体にくっつけるようにします。

そうすることで、水圧による刺激がなくなり音も静かになるほか、皮膚までしっかりとお湯が届きやすくなります!

 

また、シャワーヘッドを優しいものに交換するという手もありますよ。

こちらは手元で簡単に水流の強さの変更や、止水もできて使い勝手が良くとても便利です!

節水効果も高いので、水道代の節約にもなりますね(^^)

安心の日本製で、レビューの評価も高いです。

取り換えも工具不要ですぐできますので、一度検討してみてはいかがですか?

 

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シャンプーの手順

これから実際に動物病院で行っていたシャンプーの仕方をひとつずつ解説していきます。

しっかりと皮膚まで濡らす

これがなかなかできない(やらない)人も多いのですが、実は仕上がりを左右する大事な工程です。

きちんと毛をかき分けながら、しっかりと皮膚まで濡らしてあげましょう。

特にアンダーコートのある犬種は毛が密に生えているため、水をはじきやすくなります。時間をかけて、きっちり水分を行き渡らせてください。

肛門腺を絞る

犬には肛門腺という、強烈な臭いを放つ分泌液を作り出す器官があります。ちなみに肛門腺が発達したのがスカンクです。

 

通常はうんちの時に一緒に出る物ですが、あまり出ないで体の中に留まったままになってしまう体質の子もたくさんいます。

放っておくと、ひどい場合には破れて皮膚に穴が開いてしまいますので、シャンプーの時に一緒に絞りだしてあげましょう。

 

肛門腺は、お尻の穴から見て四時と八時の方向に二か所あります。親指と人差し指で、そこをはさんでみてください。

もしコリっとしたしこりのようなものがあれば、肛門腺が溜まっている証拠です。

また、時々お尻を引きずるような変な歩き方をしていることがあれば、肛門腺が溜まって気持ち悪いのかもしれませんので、絞ってあげる必要があります。

 

やり方は2ステップで簡単です

 

  • 手で二つの肛門腺を挟むように持ちます
  • 肛門側に少しだけ押し上げるようにして、手前に引きます

 

肛門腺絞りは慣れるまでコツが要りますが、できるようになればシャンプーの度に絞ってあげてください。

わんちゃんによっては液体のようにぴゅっと飛んだり、粘土のようににゅるにゅる出てきますが、臭いがきついのでお洋服などにつかないように気をつけましょう!手についた臭いはシャンプー中に自然に取れますが、髪や服についたら結構悲惨です…(´;ω;`)

 

パグやフレンチブルドッグなど、ガッチリしていてお尻の大きな犬種は肛門腺が奥の方にあるので、分かりにくいことが多いです。

 

外からでは難しい場合、お尻の穴から指をいれて中から絞り出すという方法もありますが、おうちでは難しいのでその時は動物病院で相談してくださいね。

 

もちろん「うまく肛門腺絞りができない!」という時は、美容院や動物病院で肛門腺絞りだけお願いしても大丈夫ですよ!

首から下を洗う

まずは洗いやすい首から下を先に洗っていきます。

シャンプー液を原液もしくは表示通りに希釈してから、爪を立てないようにやさしく洗っていきます。

 

被毛を洗うというよりも、皮膚を洗うということを意識しましょう。

しっかりと皮膚にまでシャンプーの泡が行き届くようになれば、自然と被毛も洗えているはずです。

 

汚れがひどい場合は、この時点で一度軽くすすいでから、二度洗いしていきます。

 

指や肉球の間は汚れが溜まりやすく、かつ洗い残しが多い場所なので、指の間までよく洗うようにしましょう。

 

また長毛の男の子はお腹周りがおしっこで汚れやすくなっているので、こちらも忘れずにしっかりと洗ってあげてください。

足先までピカピカになると、とっても気持ちがいいですよ(^^)

耳を洗う

「耳に水が入ってはいけない」と思っている人も多いのですが、そんなことはありません。

プールや川遊びをするのに、わざわざ耳を塞いでいるわんちゃんなんていませんよね?

 

水が入らないように綿花を詰めるところもありますが、むしろ中途半端にシャンプー液が入ってしまい、そのままケアをしなければ外耳炎を起こすこともあります。

犬も人と同じく鼓膜がありますので、正常な状態では耳に水が入ることは問題ありません。怖がらずに洗っていきましょう!

 

立ち耳の子もたれ耳の子も、基本は外側も内側も泡立ててしっかりと洗ってあげます。

特に耳の内側は脂が溜まりやすく、濡らしてみれば脂っぽいのがよくわかります。

これをキュッキュッとなるまでシャンプーとすすぎを繰り返します。(油まみれのタッパーを洗剤で落とすとキュッキュッとなるあの状態です)

 

最後は耳の中にシャンプーが残らないよう、チョロチョロのシャワーで耳の中を洗い流してあげましょう。

鼓膜にまで水がたまると、自然とあふれて出ていきます。10秒ほど流したら大丈夫です。

あとはわんちゃんが首を振って自分で排水しますので、お風呂上りにタオルで優しく水気を吸えばOKです(^^)

 

 

もしすでに外耳炎を患っていて耳垢が多いわんちゃんの場合、病院では直接耳の中に薬用シャンプーを入れて洗浄していましたが、自宅では難しいのであまり触らないようにします。

耳垢が多いと臭いも汚れも気になりますが、くれぐれも綿棒で汚れを取ろうとしないでくださいね!

下手に触ると耳介を傷つけ、外耳炎が悪化する恐れがあります。

 

表面の汚れだけ軽く取れたら、後はお風呂上りに処方されたお薬をしっかり塗ってあげてください。

最後に顔を洗う

わんちゃんも顔周りを洗われるのは苦手です。

 

目にシャンプーが入らないように気をつけながら、人差し指で少量の泡をとって、そっと洗ってあげます。

 

目の下は涙焼けが多く、そのままにしておくと皮膚が炎症を起こしてしまいます。

また、パグなどの短頭種ではしわの間に汚れが溜まっているので、きれいに洗ってあげましょう。

 

直接泡を付けるのが難しければ、薄いガーゼを指に巻いて、シャンプー液を浸してからなでるように繰り返し洗えばきれいになります。その時は決してごしごしこすらないでくださいね。

 

最後にたっぷりお湯を含んだガーゼやスポンジを絞りながら、シャンプー液が残らないように何度もすすぎます。

リンスする

短毛種にはあまり必要ありませんが、長毛のわんちゃんにはリンスをしてあげましょう。

毛艶がよくなるほか、静電気を防いでごみを付けにくくする効果があります。

 

表示通りに希釈したリンス液を、首から下の被毛に揉みこんでいきます。

シャンプーの時のように、しっかりごしごしする必要はありません。

被毛全体に行き渡ればOKです♪

すすぎはシャンプーやリンス液が残らないよう念入りに

すすぎを行う時は「これでもか!」というくらいに念入りに行います。

 

シャワーヘッドをくっつけて、毛をかき分けながら皮膚まできれいに洗い流します。

 

シャンプー残りがあれば、皮膚病の原因になりますので、「もういいかな?」と思ってもしばらくすすぎ続けるくらいの慎重さでいきましょう!

お風呂上りはタオル&ドライヤーでしっかりと乾かして!

お疲れ様でした…と言いたいところなのですが、最後に大事な大仕事が待っています。

 

そう、被毛を乾かす作業です!

 

夏場なんかは特に自然乾燥させがちですが、生乾きは皮膚にもよくありませんし、これまた仕上がりが全然違ってくるので頑張りましょう!

 

まずは可能な限り、タオルを数枚使って水分を取ります。とにかく取ります。この後のドライヤー時間を短縮するためにも、取りまくります!!

指の間や、耳の中も忘れずに(こすらないでね!)

 

 

ちなみにお風呂上がりの時、一番初めに使うと便利なのがこれ↓

通常のタオルとは違い、ウェットスーツのような手触りです。

吸収力が高く、水を吸った後は絞ればまた繰り返し使えます。

これで大まかな水分を拭き取れば、使用するタオルも少なくてすむのでお洗濯も楽ちん♪(^^)

乾くと凍ったタオルのようにカッチカチになりますが、水につければまた柔らかくなりますよ。

ドライヤーの使い方

温度と換気に気をつけます。

 

一か所に集中してドライヤーをかけると火傷する恐れがあるので、こまめに動かしながら使用してください。

 

常に温風が手に当たる場所で温度を確認しながら使うと、熱すぎる風がわんちゃんに当たることがなく安全です。

 

短毛の場合は手でわしゃわしゃしながらでも構いませんが、抜け毛の多い時は手に絡みつくのでブラシを使用します。

長毛の場合はスリッカーブラシで梳かしながら乾かしていきましょう。

 

毛の流れとは逆の方向から風を当てるようにすると、毛の根元からきれいに乾かすことができます。

特にダブルコートの犬は生乾きになりやすいので、毛をかき分けて中から乾かすようにしましょう。

 

 

最後までしっかり乾燥できたら、ふわっふわのぬいぐるみのような愛犬が、そこにいることでしょう(^^)

洗いたてのわんこは、ほんっとに気持ちいいので、ずっと触っていたくなります(笑)

 

これで一連のシャンプー作業は終了です!お疲れ様でした♪

まとめ

シャンプーが苦手なわんちゃんは多いですが、その理由は様々です。

水が嫌いなのか、音が嫌いなのか、ごしごし力いっぱい洗われるのが嫌いなのか、水圧が嫌いなのか…。

愛犬の様子を見ながら、優しく話しかけてわんちゃんを安心させるのも大事なポイントです。

 

かつてシャンプー嫌いなとあるわんちゃんがトリミングにやってくるたび、ずぶ濡れになりながら洗っていたのですが、ある日『サザエさん』の歌が好きということに気づいてからというもの、毎回サザエさんを歌いながらシャンプーしていたということもあります。

へったくそなサザエさんの歌でも、そのわんちゃんにとっては安心できる材料だったようです(笑)

 

大好きな歌でも、おもちゃでもおやつでもいいので、ぜひ愛犬がお風呂が好きになるような工夫を考えながら、楽しいバスタイムをお過ごしください(^^)

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