犬をペットショップで購入する際に必ずチェックしておきたいポイントは?

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これから長い間一緒に暮らすことになる犬を買うために一番身近な存在が、ペットショップです。

大事な家族の一員ですから、きちんとした信頼できるショップで購入したいですよね。

そこで今回は信頼できるペットショップを選ぶポイントをまとめました!

大手でも個人店でも、見るべきポイントは同じです。

しっかりと見定めて、これから先も長くお付き合いできるショップを見つけてくださいね。

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店内に動物取扱業者標識が掲示しているか

生体を販売するためには第一種動物取扱の販売登録をする必要があります。

また、動物愛護管理法により、登録業者を証明する標識を掲示することが義務付けられています。

その内容には業者の

氏名または名称、事業所の名称及び所在地、動物取扱業の種別、登録番号並びに登録年月日及び登録の有効期間の末日並びに動物取扱責任者の氏名を掲載すること

という規定があります。

悪質なペットショップには店内やサイト内に記載がありませんので、これをチェックすると最低限業者としてまともなショップであると言えます。(もちろん掲示があることがペットショップの大前提なので、なければ論外なのですが)

犬の健康状態をチェック

販売されている子犬はみんな、目はランランと輝いて、ハツラツとしていますか?

遊んでほしくて元気いっぱいショーケースの中から体当たりしてくる子もいますね。

もちろん中には眠っている子もいるでしょう。

そんな時は、毛艶や体格を見ましょう。

ころころと子犬らしい、丸みを帯びた体格をしていたら安心です。

 

他にも、売れ残って少し成長している犬がいたら、そちらもチェックしてみましょう。

毛が絡んでいたり、爪が伸び放題だとあまりお手入れもされていません。

衛生面でもそうですが、子犬期にスキンシップの少ない犬は問題行動を起こす可能性が高くなります。

そういう犬はどことなく目に輝きがなかったり、人に対してあまり興味を示さなかったりします。

ショップが犬をどう扱っているのかがわかる、大事なポイントです。

衛生的に飼育されているか

ペットショップに足を踏み入れた時、なんだか独特の臭いがしたことってないですか?

 

犬猫だけではなく、様々な小動物もいますので、ある程度臭いがするのは仕方がない面もあります。

しかし生き物そのものの臭いだけでなく、うんちやおしっこの臭いがきつい場合は注意が必要です。

 

ペットが飼育されているケージをチェックしてみて、ほとんどのトイレシーツが汚れていたり、うんちが放置されているようなら、あまり衛生的とは言えません。

 

子犬の中には食糞グセのある子もいますので、速やかにうんちの処理をする必要があります。

万が一病気の犬がいた場合、あっという間にショップ内で感染が広がってしまいます。

 

また、食べ終わった食器がそのままになっていないかもチェックポイントです。

食べ残しを放置していたら雑菌が繁殖し、健康にも悪いですし臭いの原因にもなります。

子犬は食べる量も少なく、元気な子は瞬時に食べきってしまうので食器をおもちゃにしてしまうことも。

子犬の誕生日を見る

動物愛護管理法により、2016年9月から「繁殖業者は49日齢未満の子犬を販売業者に引き渡してはならない」とされています。

 

社会性を身に着けるためにも、長い間親元にいることが重要であると認識されているためです。

しかし悪質なペットショップの場合、小さければ小さいほど売れるという理由から、7週未満の子犬を販売することがあります。

自家繁殖でブリーダー等を介さない場合、そういったことが起こりやすいので極端に幼い子犬が売られているショップは要注意です。

ワクチン接種は適切にされているか

犬を販売しているショーケースには犬種、性別、毛色、生年月日、価格等様々な情報が記載されていますが、併せて確認したいのが「ワクチン接種履歴」です。

 

子犬期は通常、生後8週齢から4週ごとに計三回のワクチン接種を推奨しています。

 

そもそもなぜ三回もワクチンを接種する必要があるのかというと、ひとつは母親の母乳からもらった免疫が生後2~3か月で切れること。

この免疫が切れる時期には個体差があり、いつ切れたかを調べることは費用も時間もかかるため、現実的ではありません。

しかしまだ免疫が残る時期にワクチンを打っても、抗体はしっかりと獲得できません。

なので4週空けて、再度ワクチンを打つ必要があります。

 

三回目のワクチンは、一回目及び二回目のワクチンの効果を、さらに高めるために接種します。

いわばロケットを発射してある程度の高度に到達したのち一段目を切り離し、さらに高く飛ばすための二段目の役割です。(ブースター効果といいます)

 

話は戻りますが、たまに8週未満で一回目のワクチンを接種していることがあります。

ペットショップ側の事情もあるのでしょうが、上記のことを考えると非常にもったいないですね。

高確率でワクチンを跳ね返しているはずですので、この一回はなかったことにして、さらに4週空けて改めて一回目からワクチンプログラムを始めることになります。

 

恐らくペットショップ側からはこのような説明はされないでしょう(無駄なことをしていると認めることになりますからね)が、ワクチンの意味を考えるとこの方が安心です。

 

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店員さんに直接確認したいこと

つぎは表面上ではわからない、細かいチェックポイントです。

アフターフォローもしっかり行っているか、きちんと確認したいですね。

入手経路やいつお店に来たのかを訊ねる

上記でも触れましたが、通常生後49日未満の子犬がペットショップに来ることはありません。

 

規模の小さなペットショップではブリーダーから直接仕入れてくることもありますが、大手の場合は競り市(オークション)での仕入れが大半です。

多くのペットが一度に競りにかけられるので、そこで感染症や寄生虫をもらうこともあります。

 

競り市で仕入れた子犬は検疫期間を経て店頭に並ぶものですが、その期間を設けずそのまま売られた場合、購入後まもなく具合を悪くして高額な医療費がかかってしまう可能性があります。

 

きちんと入手経路を濁さずに教えてくれるペットショップは信頼できます。

補償内容に問題はないか

ペットショップによっては、購入後一定の期間内に病気になったり死亡した場合、補償してくれる制度を設けていることがあります。

それにより購入者は安心して高額な子犬を購入することができるのですが、その補償内容に問題はありませんか?

 

中にはペットショップ側が一方的に有利な内容であることがあります。

例えば「病気になった際にはショップと提携している○○動物病院で受診すること」や「犬種特有の遺伝性疾患は補償対象外」など。

購入後に具合を悪くしてとりあえず近くの病院を受診し、その後ペットショップに連絡をしても「他院での受診は補償対象外なので治療費は出せません」、なんてことにもなりかねませんので、小さな但し書きまで注意して確認してください。

飼い方などの質問にも丁寧に答えてくれるか

ペットショップの店員さんの態度や知識は、同じショップ内でも様々です。

店員さんはあくまで販売員なので、獣医師のような対応を期待してはいけませんが、生命を扱う者としてある程度の知識は必要不可欠です。

例えば友人の結婚式に出席するためのドレスを買いに来たのに、相談に応じた店員が白いドレスを勧めてきたらどうでしょう。

「あ、この人何も知らないで適当なこと言ってるな」と思って、その店自体の質を疑ってしまいませんか?

 

最低限、犬種の特徴やトイレのしつけのことなどを相談して、適切な返答をしてくれる店員さんがいた方が安心して購入できますね。

あまり突っ込んだ質問をすると返答できないこともあるでしょうが、その際に「次回までに調べておきます!」なんて熱意のある店員さんがいたら本当にうれしいですね!

おまけ・本当にあったこんな話

同じ症状の子犬がやけに多い

筆者が動物病院に勤めていた時、どうにも具合の悪い子犬が来る日が続いていた時期があった。

しかも症状がみな似たようなもの。

幸いどの子も数日で元気になったけれど、院内では「最近流行ってるね~?」なんて話していた。

中には古くからの患者さんもいたので、世間話混じりにどこで購入したのか聞いてみたら、近所の大手ホームセンターとのこと。

 

あとから確認すると、その子犬たちはみんな同じ店舗で購入したばかりの子犬でした。

恐らくどこかの時点で発症前の感染症を持っていた子犬が入り、子犬同士のふれあい中に感染したのでしょう。

私もペットシーツを買いによく行っていたのですが、大手だけあってきちんと清掃もされていてきれいなショップです。

真実はわかりませんが仮にその発症前の子犬がまだ検疫期間中だったとして、他の子犬に近づけたのは店側の落ち度ですが、たとえどれだけ気を付けていても、このようなことはいつでも起こりうることです。

無知も悪質のうちに入るのか?

特に病気でなくとも、毎年ワクチンやフィラリア症の予防のために来院する人も多いです。

そのため年に一回しか会わない子もいるのですが、入社一年目の時にとある犬が来院した時、カルテと犬を二度見してしまう出来事がありました。

カルテに書かれていた犬種と、その犬がどうにも合わない…。たしかにぱっと見のシルエットは似ているのですが、毛色も顔も、犬種の特徴とはまるで違う…。

 

あとでこっそり先輩看護師に聞いてみたら、その飼い主さんはペットショップで純血種として購入してきたとのことで、飼い主さんもまた純血種であると信じていますから、カルテにもそう書かざるを得なかったのだといいます。

どうみても他の犬種の血が混ざっていそうですが、そこは暗黙の了解。

 

さて、販売したペットショップがこれを知って売ったのなら、それはもちろん悪質ですが、万が一気づかずに売ってしまっていた場合。

これはこのペットショップが悪いのでしょうか?

 

私はこの無知だったペットショップもまた、信頼できない悪質なペットショップだと思います。

きちんとした「見る目」があれば、このようなことは起きないですから。

 

ちなみにこのわんちゃんは毎日病院の近くを楽しそうにお散歩していて、いつも幸せそうです(^^)

まとめ

意外と見るべきことが多いペットショップ選びですが、ペットとの出会いは一期一会。

直感も大事なポイントだと私は思っています。

また店員さんとの相性もあると思うので、自分の納得のいく子犬選びをしてくださいね!

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