とても賢く、飼いやすい大型犬として人気のラブラドール。
その頭の良さから、盲導犬や警察犬などの使役犬としてもたくさんのラブラドールが活躍していますね(^^)
そんなイメージが強いラブラドールですが、性格的には人懐っこく快活な面もあります。
私の勤めた動物病院では病院好きな子が多かったので、うちに来るラブちゃんの多くは喜んでよくスタッフに突進してきました…(笑)
魅力あふれるラブラドールに惹かれて飼い始めた人も多いのではないでしょうか?
しかしいざ飼い始めると、頭を悩ませるのが「ドッグフード選び」です。
種類が多いだけに、何がいいのか分からない!という声も多く聞かれます。
そこで今回は、ラブラドールの子犬を飼い始めた方に向けて、子犬用フードの選び方について解説していきたいと思います♪
目次
ラブラドールの子犬用ドッグフードを選ぶポイント
ラブラドールはご存知大型犬です。
大型犬は小型犬に比べて子犬期が長く、逆に成犬期が短いため、あっという間にシニアの仲間入りをします。
(くわしくはこちらの記事も併せてどうぞ→子犬用のドッグフードはいつまで与える?成犬用との違いや切り替え方について解説します)
そのため、体を作る子犬期の食事は非常に重要です。
ラブラドールの子犬用フードを選ぶポイントはずばり
- 高たんぱく質
- 関節ケア
- 良質な原材料
- 無添加
です!
では、順番に解説していきましょう!
高たんぱく質
子犬に必要な栄養素はAAFCO(Association of American Feed Control Officials:米国飼料検査官協会)が定めた基準を参考に
- たんぱく質含有量22%以上
- 脂肪含有量8%以上
が子犬用として適切なフードです。
主に子犬用として販売されているフードでは大丈夫ですが、全年齢用フードを子犬に与える場合には、この数値を参考にしてみてください!
しかしこれは、必要最低限の基準値。
ラブラドールは運動好きで筋肉質ですが、実は遺伝的に関節があまり丈夫ではありません。
したがってしっかりと体を支えられるように筋肉をつける必要があります。
その筋肉の材料となるものが主にたんぱく質なのです!
良質な動物性たんぱく質を摂取して、健康的な体作りをサポートしてあげましょう!
関節ケア
上記でも触れましたが、ラブラドールは股関節形成不全を遺伝的に起こしやすい犬種です。
なので、できれば関節をケアするための成分も一緒に摂取できれば良いですね!
関節ケア成分として有名なのは「グルコサミン」「コンドロイチン」「MSM(メチルスルフォニルメタン)」といったもの。
サプリメントという方法もありますが、お金も手間もかかりますので、できればドッグフードから摂取できる方がありがたいと思います。
最近ではこれらを配合したドッグフードもありますので、そういった中から選ぶのもひとつの方法です。
もしくはお魚が主原料のフードにすると、自然と魚由来のこれらの成分が摂取できますよ!
お魚フードはアレルギー対策にもおすすめです(^^)
良質な原材料
残念ながら、現在の日本ではペットフードに関する法律が非常に緩く、利益重視の企業はこれを良いことにやりたい放題しているのが現状です…。
具体的には4Dミートと言われるDead(死亡した動物の肉)、Diseased(病気にかかった動物の肉)、Dying(死にかけの動物の肉)、Disabled(障害のある動物の肉)が使用されている可能性もあるのです。
これらはもちろん人間の食用として認可されませんので、廃棄するはずの肉でペットフードを作っていることになります。
原材料を見て、曖昧な表記のもの(肉類、○○ミール、○○副産物、チキンなどと書かれているもの等)は避けた方が良いでしょう。
また、穀物(トウモロコシ、小麦など)が多く使用されているものも要注意です。
穀物を多用しているドッグフードは、栄養のためではなくかさましのために使用されている可能性があります。
犬の体は本来、穀物を消化するのが苦手です。
多量の穀物を使用したフードはアレルギー問題の他、たとえアレルギーがなくてもそれらすべてを消化吸収できるわけではないので、きちんと栄養が摂取できているのか甚だ疑問です。
そしてラブラドールはアレルギー好発犬種でもありますので、特に小麦などアレルギーを起こしやすい穀物が入っていないドッグフードを選びましょう!
原材料をチェックする際は、一番目に動物性たんぱく質が表記されているものが栄養面でも安心です!
無添加
ドッグフードの添加物を気にしたことはありますか?
こちらも原材料の話同様、健康を害する可能性のある添加物がたくさん使用されているドッグフードがあります。
添加物の中でも、発ガン性が認められている物質が普通に多用されているのです。(勇気のある方はこちらの記事で少し解説していますのでどうぞ)
ラブラドールは比較的ガンになりやすい犬種です。特にリンパ腫など、飼い主さんでも発見できる悪性腫瘍の発生例が多いので、日ごろのスキンシップで普段と違う膨らみがないか、定期的にチェックしてあげてくださいね。
私事ですが、最近知人が無添加生活をしてみる!と宣言してから、一週間ほどで早くも体調の変化を感じ始めたと言っていました。
たとえ運よく大きな病気に繋がらなかったとしても、もしかしたら思った以上に添加物の影響は私たちの身体に染みついているのではないか、と思った出来事です。
もうひとつ無添加をフード選びのポイントとしてあげる理由があります。
それは
無添加フードは犬のことを考えて作られた良質なドッグフードである
と言えるからです!
ドッグフードは生肉を使用していることから、酸化に弱く劣化しやすい特徴があります。
そのため、粗悪な原材料を使用しているドッグフードはあの手この手で劣化を防ぐため、強力な防腐剤や酸化防止剤などをせっせと入れてごまかしています。
しかし犬の健康を一番に考えられたドッグフードは、体に悪影響を及ぼすような添加物は一切使用しません。
新鮮な原材料を素早く加工することによって、無添加を実現しています。
その分劣化が早いので、開封後一か月程度で食べきる必要があります。
購入の際はサイズに注意しましょう!
ドッグフードの適量ってどのくらい?
個体差があるので、給餌量を目安に、体重の増加や体型、便の状態を見ながら適宜調節していく形になります。
ドッグフードのパッケージには、体重別に給餌量の目安が書かれています。
一度現在の体重とフードの一日量をきちんと量ってみてください。案外、思っていた量と違う場合がありますよ!
給餌量はドッグフードの種類によって違うので、種類を変える時はきちんと確認してから与えてくださいね。
子犬はコロコロで可愛くふっくらしている体型が一般的ですが、胸のあたりを触ってみて少し肋骨が分かる程度が健康的です(^^)
目で見て肋骨の形が分かるくらいになると痩せすぎですので、少しづつ給餌量を増やしましょう。
最もわかりやすいのは便の状態を見ることです。
健康的なウンチはしっとりとして押すと簡単につぶれますが、掴んでも形が崩れない程度の硬さがあるものです。
コロコロで硬いウンチはフード量か水分が足りていない証拠。
積極的に水分を取るように促し、それでも改善されないようであれば、少しずつフード量を増やしてあげましょう。
逆にウンチが柔らかくて持ちあげることができない時や、明らかな下痢の場合は与える量が多すぎる可能性があります。
が、それ以外の原因(ストレス、アレルギー、寄生虫、感染症など)も十分考えられますので、軟便の時はそのウンチを持って動物病院で診てもらうことをおすすめします。
おすすめのドッグフード
上記を踏まえ、ラブラドールを飼い始めた飼い主さんが安心して与えられるドッグフードを厳選して紹介します(^^)
ぜひ参考にしてみてくださいね!
フィッシュ4ドッグ スーペリア パピー
原材料 |
サーモン 26.087%、ポテト 26.087%、サーモンミール 22.000% 、サーモンオイル 11.217% 、エンドウ 10.123%、サーモンダイジェスト 1.739%、ビタミン&ミネラル 0.956%、乾燥海藻ミール 0.869%、酵母エキス 0.435%、モルトエキス 0.435%、緑ムール貝エキス 0.043% 、スピルリナ 0.009% |
成分表 |
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代謝エネルギー 369.5kcal/100g |
たんぱく源がサーモンのお魚ドッグフード「フィッシュ4ドッグ」の子犬用です。
その配合の割合まですべて厳密に表記されています。
緑ムール貝はグルコサミン・コンドロイチン補給として、サプリメントでもよく使用されています(緑イ貝とも呼ばれますね)。
フィッシュ4ドッグシリーズはフードローテーション(アレルギー予防に定期的にドッグフードのたんぱく源を変えること)にもおすすめのドッグフードです(^^)
EPAやDHAが豊富なことから、シニアになっても続けたいですね!
難点は「魚臭いこと」でしょうか(^^;)
結構臭いがキツイので、好みが分かれるかもしれません。
それを除けばラブラドールには積極的に摂取してほしい成分がしっかり入っているので、ぜひ検討していただきたいドッグフードです♪
モグワン
原材料 |
チキン&サーモン53%(チキン生肉20%、生サーモン11%、乾燥チキン11%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ミネラル(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(Ⅱ)五水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE)、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ジンジャー、アスパラガス、パパイヤ、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン、コンドロイチン、乳酸菌 |
成分表 |
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代謝エネルギー 344kcal/100g |
最近CMでも話題のモグワン。
良質なチキンとサーモンを筆頭に、新鮮な野菜や果物がふんだんに使用されています!
リニューアルされて乳酸菌もプラスされましたね(^^)
これはお腹の健康にも良さそうです♪
注意点としてモグワンは子犬用ではなく全年齢用フードですので、生後四か月以降から与えるようにしましょう。
しかしそれ以降は切り替えの手間がなく、長く与えることができます。
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その際簡単なアンケートはありますが、電話解約でありがちな解約理由を聞かせて等の面倒なことは一切ありませんので、一度気軽に試してみてはいかがですか?