最近、なんだか愛犬の毛並みや毛艶が悪くなったような気がする…そんな風に感じたこと、ありますか?
わんちゃんの毛並み・毛艶は、その時の調子や健康を測るための大事なバロメーターのひとつでもあります。
毛並みが悪くなる原因は、いくつか考えられます。
ストレス、病気、食事などなど……
思い当たる節がない!という場合、まずは食事を見直すところから始めてみるといいかもしれません。
犬も人も、食べる物ひとつでお肌の調子って全然変わってくるものなんですよ。
今回の記事では、犬の毛艶が悪くなる原因と食事との関係についてお話していきたいと思います!
人に通ずるところもあるので、この際一緒にピカピカ艶のある毛を目指しましょう(^^)
目次
犬の毛並み・毛艶が悪くなる原因は?
犬の毛艶がなくなる原因は色々考えられます。
考えられる原因と対策について、こちらにまとめてみました!
どれかに思い当たる節はありませんか?
最近ブラッシングしていますか?
最も単純かつ、解決にも即効性のあるのがこれです。
人と同じで、わんちゃんもブラッシングにより毛艶が復活することがあります。
「そういえば最近あまりブラッシングしてないかも」と思われた方は、一度ブラッシングしてみましょう!
ブラッシングには毛を解きほぐすだけでなく、毛についたホコリや汚れを取ったり、抜け毛を取り除く効果があります。
短毛犬でもブラッシングは必要です。
特にダブルコートの犬種は、驚くほど抜け毛が溜まっていることがありますので、きちんと抜け毛の処理をしてあげるだけで見違えるほどピカピカになることも!
その後シャンプーをしてあげると、より効果的ですよ(^^)
こちら超有名なファーミネーター。
サイズや毛の長さによって色々種類がありますが、短毛種には特におすすめ!
初めて使った時は感動しますよ!これだけでかなりツヤツヤになります。
ただしやり過ぎ注意です!(以前やりすぎて毛がスカスカになり病院に受診した方がいらっしゃいました。その後はちゃんときれいな毛が生えました)
シャンプーの仕方はこちらを参考にどうぞ↓
犬が嫌がらないシャンプーのやり方は?顔や耳の上手な洗い方をお教えします
短毛犬の抜け毛の処理方法はこちら↓
短毛の犬におすすめのシャンプーはこれ!抜け毛の処理やタオルの使い方で仕上がりが変わります!
ストレスはない?
わんちゃんにとって、些細な変化がストレスになり得ます。
引っ越しした、家族が増えたなどの大きな変化でなくても、部屋の模様替えをした、チャイムの音が変わったなどでも、わんちゃんの性格によってはストレスを感じてしまうこともあります。
また、季節の変わり目で身体的なストレスを感じることも。
換毛期で一時的に毛質が変わることがありますが、そうでなければ体調の変化にも注意が必要です。
次の項目で詳しく説明しますね。
体の不調のサインかも
皮膚病などの場合はもちろんですが、特に顕著な症状がない場合にも、その不調が被毛に表れることがあります。
特に老犬は、真夏真冬といった気温の変化には敏感です。
人間でも、「なんとなく体がだるい」「なんとなくお腹が痛い」「雨の日はなんとなく気が重くなる」など、病気ではないんだけどなんとなく体調が優れない時ってありますよね?
犬も同じで、目に見えて元気がない時や便が緩いなどがなければ、飼い主さんでもなかなかわからないくらいの不調の日があります。
うちには15歳の老犬パピヨンがいますが、その日によって毛艶が違ってたりします。
基本は寝てばかりですが、「おっ、今日はイイ感じだな」とか「今日はちょっとだるいんだね」とかが毛艶を見ると分かるようになりますよ(^^)
この場合、他に原因がなければ数日~数週間単位で毛艶が戻ることが多いです。
しかし中には疾患が隠れている場合もありますので、少しでも「おかしいな?」と思うことがあれば、動物病院で検査してもらうことをおすすめします。
栄養状態が悪い?
上記のどれにも当てはまらず、かつ長期的に毛並み・毛艶が悪い場合、ドッグフードが愛犬に合っていないのかもしれません。
犬の毛並みをよくするには、皮膚が健康であることが大前提です。
皮膚や被毛は「ケラチン」と呼ばれるたんぱく質で作られています。
ですので、良質なたんぱく質を摂取することが大事になります。
現在食べているドッグフードが悪いとは言いませんが、体質により合わないこともありますので、一度見直してみるといいかもしれません。
ドッグフード選びのポイントは?
医食同源という言葉がありますが、健康と食事は切っても切れない関係があります。
それはもちろん皮膚や被毛にとっても大事な要素です。
上記でも少し触れましたが、犬の毛並みをよくするためには皮膚が健康であることが重要です。
では、皮膚の健康を維持するためのドッグフードの条件って、一体何なのでしょうか?
皮膚と被毛に密接な関係のある栄養素を、順番に説明していきますね(^^)
たんぱく質
たんぱく質は皮膚や被毛以外にも、筋肉や血液など、犬の体を作るにあたって重要な役割を果たす栄養素のひとつです。
まずは生命活動を維持するために消費されるので、被毛に使われるのは一番最後。
そのたんぱく源が粗悪なものだとしたら、被毛にまで栄養が回らないことも考えられます。
そのため、より良質で吸収効率の良いたんぱく質が求められるのです。
良質で吸収効率のいいたんぱく質が何なのか、ズバリ言っちゃいますね。
動物性たんぱく質です。
安いドッグフードにはこぞって穀類がたくさん入っています。
場合によっては穀類も悪くないのですが、安いフードに入っている理由は「コスト削減」のためで、犬のためではありません。
犬は本来肉食動物ですから、アレルギーや特別な疾患がなければ、動物の生肉が好ましいのです。
しかし中には「副産物」で栄養価をごまかしているフードもあります。
副産物とは、正肉以外の物を指しており、鶏でいえばトサカや足などが入っていることもあります。
数値上の栄養価としての基準を満たしていても、そのすべてが消化できるとはとても思えません。
ですので、原材料に「○○副産物」や「○○ミール」という明記のない、動物の正肉のみを使用しているドッグフードを与えましょう。
必須脂肪酸
必須脂肪酸は皮膚を乾燥から守る役割を果たします。
そのため、皮膚や被毛の健康には欠かせない栄養素ではありますが、同時にカロリーが高く、取りすぎると逆に皮膚にも健康にも良くありません。
必須脂肪酸は犬の体内で作ることができないため、食事からとる必要があります。
ドッグフードに含まれる必須脂肪酸は主にオメガ3とオメガ6ですが、この二つをバランスよくとることがとても重要なんです!
- オメガ3脂肪酸はEPAやDHA
- オメガ6脂肪酸はリノール酸やアラキドン酸(ARA)
といった表記がされていることもありますので、ドッグフードの原材料を見てみましょう。
市販のドッグフードはオメガ3が足りていない傾向があり、オメガ3をサプリなどで補ったらふわふわを維持できるようになったという例もあります。
亜麻仁油やえごま油を少量ふりかけると良いともいわれていますが、実際のところこれらの油に含まれるαリノレン酸は体内で有効な効果を示すまでには何度も体内で変換を繰り返す必要があるため、効率的ではないという研究結果もあります。
オメガ3はとても酸化しやすいため、なかなかドッグフードに入れづらいのが現状です。
気になる方は一度サプリを試してみてはいかがですか?
こちらのサプリは10歳以上の高齢犬にとの説明がありますが、若いわんちゃんが飲んでももちろん大丈夫です♪
酸化から守るために配合されているアスタキサンチンは、ビタミンEを凌ぐ健康パワーがあると言われています(^^)
皮膚被毛だけでなく、脳の健康維持にも非常に良いサプリメントですよ!
毛並みを維持するドッグフードの条件・まとめ | ||||||||
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被毛の健康維持におすすめドッグフード
では、上記を満たすドッグフードってあるんでしょうか?
どこのペットショップでもよく見かけるような市販のものの中には、残念ながら見つけることができませんでした…。
ドッグフードにこだわったセレクトショップなどには置いてある可能性もありますが、誰でも近くで手に入るとは限りませんよね(^^;)
なので、今回は通販できるドッグフードをご紹介します。
通販でしか取り扱いのないものもありますし、ドッグフードも重いのでおうちまで届けてくれる方が楽ちんですね♪
モグワン
主なたんぱく源はチキンとサーモン。
お魚の入ったドッグフードはEPAやDHAが含まれているため、オメガ3の吸収効率も良さそうですね!
野菜や海藻もふんだんに使用しており、穀物不使用の無添加フードです。
獣医総合情報誌にも掲載されるなど、専門家からも注目されています(^^)
こちらは通販でしか購入できませんので、公式ホームページから注文する必要があります。
ナチュロル
主なたんぱく源は牛生肉、鶏生肉、魚生肉(国産)、馬肉(カナダ産)。
ドッグフードでは初!安定持続型ビタミンCを1000mg/㎏という高濃度配合しています。
ビタミンC といえば、ご存知美容と健康に欠かせない栄養素!これは被毛にも優しそう♪
もちろん無添加で穀物不使用のドッグフードです。
100円で食いつきのお試しができるのも嬉しいですね(^^)
実際に購入した感想もどうぞ!
ナチュロルドッグフードの評価・口コミ評判は?お試し購入して飼い主が実食した感想
まとめ
犬の毛並みが悪くなる原因としてよくあるのが
- ブラッシング・シャンプー不足
- ストレスや体調・疾患によるもの
- 食事
として挙げましたが、中でも食事を見直したら毛並みだけでなく、体の内側からも変化が感じられたということが多々あります。
それほど食事と健康には密接な関係があるのです。
一番簡単に取り入れることができるので、毛並みや毛艶が気になりだしたら、まずはフードを変えてみるのも一つの手ですね!
皮膚や被毛の健康も、体の中から作られます。
食事にしっかり気を遣って、思わず抱きしめたくなる毛並みを目指しましょう♪