ペットの死後、個別火葬をしたけど遺骨を手元に置いておきたい…今そんな人が増えています。
実は私もその一人で、いつかは霊園にお世話になるつもりですが、愛犬が亡くなって早二年、まだ手元に骨壺があります(^^;)
自宅に愛犬の遺骨と写真を置いて、毎日お線香を立ててあげれば、なんだかまだ一緒にいるような気がして寂しくなくなるんですよね。
昔は火葬後に庭に埋めるという人が多かったのですが、今は様々な供養の方法があります。
ペットの供養には人間と違って大きな決まりはありません。
「手元供養」といって、ペット霊園ではなく自宅で遺骨を供養することで、ペットを身近に感じることができ飼い主さんのペットロスを防ぐとも言われています。
今回はそんな「手元供養」の方法をご紹介していきたいと思います。
ぜひ飼い主さんの気持ちに合わせて、ペットを供養してあげてくださいね。
ペットの遺骨を自宅に置いていても大丈夫?
「ペットの遺骨をいつまでも自宅に置いておくのは良くないんじゃないだろうか?」と思う人も多いと思います。
ペットの遺骨は人間と違い、法律上は「廃棄物」として扱われるので、こうしなければいけないという決まりは特にありません。
しかし私有地以外に埋葬すると「不法投棄」とみなされ、法律違反になるので、その点だけ注意してください。
また、手元に置いておくことで「天国にいけないのではないか」、「縁起が悪い」などと考える必要もありません。
ペットが亡くなった後の宗教上の決まりも、実はほとんど存在しないのです。
なので、ペットの遺骨に関しては飼い主さんの気持ち次第で、どのように扱っても問題ありません。
ずっと自宅で供養することが飼い主さんの希望であれば、きっと亡くなったペットも喜んでそばにいてくれることでしょう(^^)
骨壺は湿気対策を
ペットを火葬してから、そのまま骨壺を安置していると、中にカビが発生することがあります。
ペット用の骨壺の多くは陶磁器や金属製で、気密性が低いものもあります。
そのため、湿気が籠りやすく、特に寒暖差の激しい冬場などでは結露が発生し、骨壺の中に水が溜まって遺骨にカビが生えてしまうことがあるのです。
また、ペットの骨は無数の小さな穴が空いており「多孔質」と呼ばれる構造をしています。
これは木炭を想像してもらえればわかると思うのですが、非常に湿気を吸収しやすいのです。(よく備長炭が湿気や臭い取りに使われるのはこのためですね)
ですので、骨壺の湿気対策が必要になります。
具体的には、時々骨壺から遺骨を取り出して天日干ししてあげるのが一番です。
が、なかなか難しいという場合、骨壺に乾燥材を入れて密閉するという方法もあります。
お菓子についているようなシリカゲルや、最近流行の珪藻土ブロックなどの乾燥剤を入れて、蓋をしっかりテープで留めて密閉します。
これでかなりカビの発生を抑えることができますが、やはり年に一度くらいは天日干ししてあげましょう。
ペット専用仏壇・仏具
最近は納骨せず、手元で供養する人が増えたため、ペット用の仏壇・仏具を専門に扱うお店もあります。
こちらでは場所を取らない小さなお仏壇や、可愛いデザインで見てるだけで癒されるおりんや仏具セットなどが販売されています。
また、東京ではペットロスカフェといったペットをなくした飼い主さんが悲しみを癒す場所も提供しています。
ペットロスは体験した人でないと、なかなか理解されないことも多いのが現状です。
お近くの方は、こういった場所でお話すると気持ちが落ち着きますので、ぜひ利用してみてくださいね。
ディアペット東京本店ペットロスカフェのシステムやメニューを紹介!
ペットの遺骨アクセサリー
ペットの遺骨を持ち歩いて、いつでも一緒にいたいという人には、遺骨を入れることができるアクセサリーがおすすめです。
|
こちらはアレルギーの起こしにくいステンレス製のカプセルの中に、ガラス管が入った二重構造の遺骨ペンダントです。
安心の国産でとても丈夫にできており、素材は全てヨーロッパの環境規制対応材料を使用していますので、人にも環境にも優しいペンダントです。
総合評価も300以上のレビューがありながら4.75と非常に高いので、安心して持ち歩くことができますね(^^)
キーホルダーにもできますので、ふだんアクセサリーを付けない方でも気軽に持ち歩きできますよ。
「カプセルはちょっと…」という方は、遺骨が入っているとは思えないデザインの物もあります。
|
シンプルなオープンハートのシルバーペンダントですが、実はこれも遺骨が入れられるんです。
ハートの中でペットとつながっているなんて、考えるとちょっと素敵ですね(^^)
ただしカプセルほど大きなものは入れられないので、あらかじめ粉骨しておく必要があります。
|
こんなシンプルなデザインも。
服装や趣味を選ばない、とっても使いやすいペンダントですね。
日常でさりげなく付けることができますが、誰も遺骨が入っているとは思わないでしょう。
まとめ
ペットを供養する方法に、決まりは何もありません。
亡くなった悲しみからなかなか立ち直ることができない人も多いので、無理に霊園に埋葬する必要もありません。
まだまだ寂しい気持ちが消えないのは、それだけペットを愛していた証拠。
飼い主さんが納得できる方法で供養するのが、ペットにとっても一番嬉しいことなのではないでしょうか。
手元供養も、その方法のひとつです。
そばで供養してあげることで、きっとペットも大好きな飼い主さんとずっと一緒だと喜んでくれることでしょう(^^)